トヨテックは愛知県豊川市にある光学レンズ(ガラス、プラスチック)の設計・製造、精密部品の組み立てを行う総合光学レンズメーカーです。

・トヨテック本社社屋(旧豊川電話中継所本屋)
・倉庫(旧豊川電話中継所倉庫) 
 国の登録文化財に認定
平成19年9月21日に当社の本社社屋・倉庫が国の文化審議会から登録文化財に認定されました。

登録理由

社屋   登録の基準・・・造形の規範となっているもの

トヨテック本社

(旧豊川電話中継所本屋)
建築面積346㎡、鉄筋コンクリート造2階建。外壁に2階分の柱型を連続させて表し、各間に縦長窓を配する。上部のパラペットも特徴的な意匠とする。昭和初期における、逓信省による標準的な中継所建築として、数少ない遺構。
トヨテック本社
(旧豊川電話中継所本屋)

倉庫   登録の基準・・・国土の歴史的景観の寄与しているもの

トヨテック本社倉庫

(旧豊川電話中継所倉庫)
建築面積38㎡、鉄筋コンクリート造平屋建で、南面に出入口、東と北面に窓を開ける。外壁は社屋と同様のモルタル塗仕上げで統一感をもたせるが、隅や上端部を丸めて面を取り、窓も方形に近いなど社屋と対照的な外観とする。
トヨテック本社倉庫
(旧豊川電話中継所倉庫)

詳細情報

トヨテック本社

我が国における最初の一般公衆の通話の取り扱いは明治22年(1889)からである。この頃は架空に設置された裸線が用いられたことから通話距離に限界があった。これを解決し長距離通話を可能にしたのが装荷ケーブルと真空管中継器であった。昭和3年(1928)、東京―神戸間に初の装荷長距離ケーブルを使用した市外通話が開通した。この時、真空管中継器を用いて音声を増幅する施設として電話中継所が9ヵ所建設された。本施設はそのうちの1つである。また、音声電流の減衰を食い止める装置となる装荷線輪(ローディングコイル)が不可欠な設備として電話中継所間に等間隔に多数設置され、そのため鉄筋コンクリート製の櫓が建設された。愛知県内には、この電話中継所の一つである豊川電話中継所の建物と装荷線輪用櫓が豊川市に1基、豊橋市に2基、合計3基が遺っている。

豊川電話中継所は昭和2年(1927)7月に開所、中継所としては亀山、足柄に次いで3番目に早いものである。豊川電話中継所の場所は、豊川稲荷から北東600mの所で、現在は株式会社トヨテック本社社屋として使われている。この中継所は昭和27年(1952)4月に廃止後、昭和38年(1963)11月に豊川商工会議所が日本電信電話公社から購入し、翌年6月に豊川市が寄付を受けている。

本社社屋は、鉄筋コンクリート造2階建、北側2階の増築部分以外は建設当時の外観を留めている。中継所時代の延床面積は612.45㎡である。中継所時代、1階は電力室、電池室や宿直室等が、2階には中継器が設置された機械室等が配されていた。このため、柱を密に並べるとともに、階高は4mを越えるほどに高い。さらに、内部は装飾のない仕上げとなっている。現在は事務室等に改装されている。

外観は、屋上の水平の庇、縦長の窓、繰型をつけた柱と間柱で特徴づけられる。特に、外側に出された柱と間柱は屋根庇の手前で止められ、両者の間に隙間を造っている。また、柱の端部を階段状にするなど、当時の逓信省の意匠が見られる。 建物の規模、各室の配置や建築意匠については、最初に建設された亀山中継所などと類似しており、電話中継所建設にあたり標準仕様があったと考えられている。

トヨテック本社倉庫

本社社屋の北東に建つ倉庫は、本社社屋と同時期の建築で、建物は鉄筋コンクリート造平屋建。現在は西半分が切断されており、東側のみが遣る。建物の隅部、上端部、さらに窓周り総てについて、角を丸めて面を取り、全体的に岩塊に近い扱いとなっており、本社社屋と対照的な意匠となっている。
しかし、窓回りの階段状の刻みや建物を岩塊のように扱うなど、表現主義的意匠という点では、共通しており、両者を対比的に配置するところにも意匠的な独自性が見られる。

愛知県近代化遺産(建造物等)統合調査報告書
平成17年愛知県教育委員会

愛知県教育委員会が平成4年度から建築調査を始め、平成17年3月発行された本「愛知県の近代化遺産」に株式会社トヨテックの建物が掲載されました。

この本は愛知県を代表する200件の近代化遺産(建造物等)総合調査報告書に紹介されました。

大正11年、東京・岡山問電話線のケーブル化工事が着手されたが、関東大震災のために名古屋・大阪間が先行敷設された。大正13年12月に両都市間のほぼ中間地点にあたる三重県亀山に中継所建屋が竣工し、翌年8月に部分開通した。
大正15年11月の足柄電話中継所につづき、昭和2年7月豊川電話中継所が稼動開始した。亀山と足柄では、アメリカのウエスタン・エレクトリック社の機器設置と調整に半年以上を要しているので、豊川電話中継所の建物自体は昭和初年暮れに完成していたのであろう。 豊川電話中継所の建物は亀山のものによく似ており、標準仕様があったようだ。すなわち、鉄筋コンクリート造2階建てで、向かって玄関左手に機器操作室が、右手に事務室が置かれていた。柱梁構造ながら、大きな間柱が密に配置され、その間に狭い縦長の窓が並んでいる。階高は4メートルを越し、また内外装ともモルタル仕上げであるが、階段室の床と手摺はテラゾ仕上げにされている。
昭和30年代後半技術革新により電話中継所は必要なくなり、昭和39年7月跡地を電電公社から豊川商工会議所が買い取り、事務室を増改築して商工会館をここに移転した。 昭和60年に㈱トヨテックが買い受け、修復保存を行ない、本社屋として使用中である。

株式会社トヨテック 本社社屋へのアクセス

住所

〒442-0024 愛知県豊川市西豊町2-35
FAX:0533 85 1458

成田国際空港からアクセスする場合:約4.5時間

1. 成田空港駅から成田エクスプレスに乗り、東京駅で乗り換えます。
2. 東京駅から東海道新幹線に乗り、豊橋駅で乗り換えます。
3. JR飯田線に乗り、豊川駅で降ります。
4. トヨテックまでタクシーで5分です。

関西国際空港からアクセスする場合:約3.5時間

1. 関西国際空港からJR西日本関空特急はるかに乗り新大阪駅で乗り換えます。
2. 新大阪駅から東海道新幹線に乗り、豊橋駅で乗り換えます。
3. JR飯田線に乗り、豊川駅で降ります。
4. トヨテックまでタクシーで5分です。

中部国際空港(セントレア)からアクセスする場合:約2時間

1. 中部国際空港から名鉄線に乗り、名古屋駅で乗り換えます。
2. 名古屋駅から東海道新幹線に乗り、豊橋駅で乗り換えます。
3. JR飯田線に乗り、豊川駅で降ります。
4. トヨテックまでタクシーで5分です。
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